夫妇フーフー日记电影
剧情
実力派俳優の佐々木蔵之介と永作博美が、前田弘二監督の最新作「夫婦フーフー日記」にダブル主演し、実に10年ぶりの再共演を果たすことがわかった。タイトル通り夫婦を演じるふたりは、「この夫婦って実はすごく絆があるけれど、ちょっとドライで、ちょっと達観しているように見えるんです。そんな感じを見せられたのは、永作さんだからこそですね」(佐々木)、「佐々木さんは変わらず、男らしい、丁寧なお芝居をされていて安心感がありました。ボケやツッコミなどのシーンでは大変勉強になり、感謝です(笑)」(永作)と互いを称えあっている。
原作の「がんフーフー日記」(小学館刊)は、“ダンナ”ことライターの清水浩司が、書店員の“ヨメ”と出会って17年目に結婚、1カ月後に妊娠発覚、その5カ月後にはヨメに悪性腫瘍が発覚し、怒とうの育児と闘病生活の493日間におよぶ記録を、川崎フーフの名でアメーバブログに投稿し、2011年に書籍化したもの。映画では、「死んだはずのヨメと残されたダンナが、夫婦の軌跡を振り返る」という大胆な設定を加え、ブログには書かれなかった夫婦の思い、家族の愛を浮き立たせていく。
ダンナを演じた佐々木は、最愛の人の死に直面しながら突然目の前に現れた“死んだはずのヨメ”とともに、夫婦で過ごしてきた日々を振り返り、徐々に受け入れていくさまをコミカルかつ繊細に演じている。自らの役どころについて、「ただ単に悲しんでいたり苦しんでいたりする話ではなく、昔の自分たち、過去の自分たちを現在の自分たちがちょっとツッコミながら、ちょっと引き離した視点で見ているのも救われているのかなあと思いました」と語っている。
一方の永作は、幸せの絶頂で悪性腫瘍が発覚するも、最後まで明るく力強く生き抜く生前のヨメと、ダンナの前に現れる死んだはずのヨメという2つの姿を演じ分ける。脚本を初めて読んだ時点で新鮮な作品だと感じたそうで、「ぜひ演(や)らせてほしいと。しかし始まってみたらやはり、一筋縄にはいかず毎日のように難易度の高さを感じつつも、ライトな痛快感も忘れるわけにはいかず、結構悩み、走り抜いた感じです。でも、きっと今までにない新しい作品になったと感じています」とコメントを寄せた。
そんな2人に対し、前田監督は「おふたりとも、とても気持ちのいいかた。真摯に人間に向き合う姿勢、感情の機微を丁寧に演じてくださり、おふたりの優しい人柄もまたダンナとヨメをより魅力的にしてくださいました。ほんと、現場のスタッフみんな好きになっていましたね」と謝意を示した。
「夫婦フーフー日記」は、2015年初夏に全国で公開。
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